新入社員と既婚社員は社内不倫しやすい!社内不倫発覚後の企業の対応

KW春になると多くの企業で新入社員たちが入社してきますよね。新入社員はフレッシュでやる気に満ち溢れていて、会社全体に良い風を吹かせてくれる存在ですが、それと同時に社内不倫という企業にとってはかなり厄介な問題を引き起こしやすい存在でもあります。

 

不倫にもいろいろな形がありますが、社内不倫は企業にとっても不倫している本人にとっても最もリスクが高いと言えます。

 

それにも関わらず、新入社員女子に近寄ってくる既婚上司は後を絶ちません。なぜ新入社員の女子は既婚上司に狙われやすいのか、社内不倫が始まるタイミングとしていつが危ないのか、社内不倫によって企業はどのようなリスクを負うことになるのかについて今回は詳しく解説していきます。

 

また、社内不倫が発覚した際に企業として取るべき対応についても解説していきます。

 

 

社内不倫が始まる春の会社イベント

社内不倫は入社や異動など新しい出会いが増える春のタイミングで始まりやすいです。社内不倫が始まるきっかけとなる春の会社イベントにはどのようなものがあるのでしょう。

 

以下のようなイベントを春に行っている企業は社内不倫に発展しないかどうか注意深く見ておくようにするといいですね。

 

 

新入社員歓迎会の飲み会

春の時期は新入社員のための歓迎会がいろいろな部署で行われていますよね。飲み会が多い企業であれば、会社全体の歓迎飲み会、部署での歓迎飲み会、チームでの歓迎飲み会など多数の飲み会が開かれます。

 

飲み会では当然お酒が入っていつも以上に開放的になりますし、いつもは厳しい上司も飲み会のときは陽気で優しい一面が見られるので新入社員の女子たちはきゅんとしてしまうポイントになります。

 

また、企業によっては新入社員自身に幹事を任せサポートとして上司を付けるところも少なくありません。サポートの上司に相談しながら幹事をしていく中で歓迎会の前からお互いに好意を寄せて歓迎会でお酒が入ったことによって社内不倫がスタートしてしまうこともあるでしょう。

 

 

お花見イベント

休日にプライベート的な感じでお花見イベントを開催する企業もありますよね。仲の良い社員だけで開催されることが多いのでついついお花見では飲みすぎてしまうこともあるでしょう。

 

お花見イベントで酔っぱらってしまいそのままの流れでホテルに行ってしまうことも・・・

 

女性は一度体の関係を持ってしまうとグッと相手への気持ちが入ってしまい不倫が長引いてしまうことが多いのです。

 

 

入社式

実は、既婚上司の中には入社式の段階からタイプの新入社員女子に狙いを定めている人もいます。

 

入社式では新入社員たちが一斉にそろうので配属される部署が違ってもタイプの女性を探すことができます。入社式で「この子いいな」と思った新入社員女子がいれば、たとえ部署が違ってもいろいろな方法でアプローチしてくることになるでしょう。

 

 

ゴールデンウィーク明けは新入社員の社内不倫開始の時期!?

実は、社内不倫が始まりやすい時期というものがあります。それはズバリ、ゴールデンウィーク明けです。

 

ゴールデンウィークを過ぎたあたりからその年に入社した新入社員たちの不倫デビューラッシュが始まるのです。

 

なぜ新入社員の女子たちが不倫に走ってしまうのかという点ですが、彼女たちは不倫をしたいと思っているわけでも、既婚男性が好きなわけでもなく、ただ、素敵な男性に惹かれているだけなのです。「素敵だと思って惹かれた相手の既婚率が高い」というただそれだけです。

 

もともと大学時代からの彼氏がいる場合や、研修中に仲良くなった同期と付き合っている場合であってもそれらの彼氏を捨てて社内不倫に走るケースが、ゴールデンウィークが終わった6月頃を皮切りに7月にはピークを迎えるのです。

 

ゴールデンウィークくらいまで慣れない仕事に必死で慣れようとして頑張る新入社員女子たちは、大学時代からの彼氏や同期の彼氏に自分の大変さをわかってもらいたいと愚痴を言ったり頼ったりしますが、彼らも同時に必死になっていて余裕がないため、愚痴を聞いてあげることも包み込んで励ましてあげることもできません。

 

新入社員女子たちからすると、当然、そんな彼氏たちよりも職場の上司が魅力的に映ってしまうのも納得でしょう。仕事でうまくいかないことに悩んでいたり、彼氏との関係に悩んだりしている新入社員女子たちに、既婚上司は「悩みがあればどんな相談でも乗るよ。食事でもしながらザックバランに」と声をかけ、どんどん彼女たちの心を掴んでいきます。

 

そのような状況になるのがだいたいゴールデンウィーク明けの6月から7月頃なのです。

 

 

新入社員の女子が既婚上司に狙われる理由とは

4月に入って新入社員たちが入ってくると、ベテラン社員たちは教育係として密接に関係する間柄になりますよね。

 

接触する機会が増えれば増えるほど恋愛関係に発展する可能性は高くなりますが、社内不倫がリスクの大きいことは既婚上司たちも理解はしているはずです。それでも新入社員女子を狙ってしまうのにはどのような理由があるのでしょう。

 

 

年下女子はやっぱりかわいい!

社内不倫はリスクだらけだとわかっていても新入社員女子に手を出してしまうのは、単純に、年上男性にとって年下の女性はやっぱり可愛く見えるからです。

 

結婚した男性はプライベートで若い女性と接する機会はほとんどないので、社内に若い女性が入ってくるとついつい構いたくなってしまいます。若い女性で社会人も初めての経験なのでどんなことに対しても反応が新鮮で、一生懸命頑張るので年上として世話を焼いてあげたくなるのでしょう。

 

それが気が付いた時には独占欲が発生して恋愛関係になってしまうのです。

 

 

一生懸命な姿にきゅんとしてしまう

入社して間もない新入社員たちは、慣れない仕事を一生懸命頑張ろうとします。ベテラン社員からみると簡単な作業でも、一生懸命取り組む姿はとても初々しくかわいらしく感じます。

 

そんなひたむきな姿にきゅんとしてしまい、新入社員女子に心を奪われてしまうのです。

 

 

仕事を教えるという口実が使いやすい

結婚した男性社員が未婚の若い女性と会話をするのは、想像している以上に難しいものです。そもそも若い女性と出会いがありませんし、出会えても気軽に話せません。どのような会話をすればいいのか、気持ち悪いと思われないか心配でなかなか近づくことができないのです。

 

しかし、新入社員女子と先輩上司という関係であれば仕事を教えるという口実で話しかけやすいですし、そこから発展してプライベートな話題にも持っていきやすいです。

 

「分からないことがあれば何でも聞いて」「仕事で困ったことがあったら遠慮なく言うんだよ」などと、親しみやすさと親切心をアピールしていけば、新入社員女子のほうも好意的に見てくれるでしょう。

 

 

上司という立場を利用できる

新入社員女子は上司の言っていることは正しく、なんでも聞こうと思っていることが多いものです。

 

「仕事のことで二人で話したいから飲みに行こうよ」「ちょっと2人でコーヒーでも飲んで休憩しようか」などと、上司から多少強引にアプローチをされても聞こうとします。

 

既婚上司は上司という立場を利用して誘い、何度かデートを繰り返していくうちに新入社員女子から好意を持ってもらうチャンスをうかがうことができるのです。

 

 

新入社員との社内不倫によって引き起こされる社内トラブル

自分の会社内で社内不倫が起きていたら問題だ!と考える経営者の方は多いのですが、実際にどのようなトラブルが引き起こされる可能性があるのか具体的に把握できている方は少ないのではないでしょうか。

 

ここでは、社内不倫によって会社にどのような不利益が起こりうるのかを見ていきます。

 

 

社内不正が発生する

社内不倫をしている既婚上司が公私混同してしまい、恋愛感情と業務の境目がなくなってしまうと、経費精算や勤怠データ、人事異動など、不倫相手の新入社員女子に有利なように不正を働くことは少なくありません。

 

また、社内不倫の関係がうまくいかなくなり、別れてしまうと既婚上司が新入社員女子にセクハラやパワハラのような行為をする不正行為も起こることが多いです。

 

 

社内不倫の被害者から訴えられる

結婚相手のいる既婚上司の不倫が家庭でバレてしまうとパートナーから会社が訴えられてしまう恐れがあります。

 

通常の不倫であれば、当事者2人と不倫された被害者の2つの家庭内でトラブルの解決を図っていきますが、社内不倫となると、会社の管理能力不足だととらえられてしまうこともあり、不倫された被害者は自分のパートナーが勤務する企業に対して損害賠償請求をする恐れがあります。

 

 

業務の生産性が低下する

社内不倫は当人たちが隠そうと思っていても周りに少しずつバレていくものです。目の前でイチャイチャされてしまえば「ここは遊び場じゃないのに」と周りの社員たちのモチベーションは下がるでしょう。

 

また、社内不倫をしていた上司と新入社員が別れた場合、当事者たちの業務の生産性が下がることは避けられないですし、別れたことによるギスギスした雰囲気が、周りの同僚たちにも影響を与え、業務に支障をきたす場合があります。

 

 

新入社員と既婚社員との社内不倫が発覚した時の企業の対応

社内不倫はどこの会社でも起こる可能性のあるもので、特に新入社員が入社してくる春のタイミングが特に注意が必要です。

 

万が一社内不倫が自分の経営する会社で起きてしまったら、企業としてどのように対応すればいいのでしょうか。

 

 

まずは社内不倫の証拠を集める

社内不倫が起きていると発覚したら、徹底的な調査によって社内不倫が本当に行われていたという事実確認や企業にもたらした金銭的損害や情報漏洩の事実、社内外のイメージダウンなどの損害などの状況を正確に把握していきましょう。

 

また、今後懲戒処分をするために就業規則上の懲戒規定に抵触していることを客観的に証明できる証拠も必要になります。

 

なお、損害賠償請求をしたり懲戒処分をしたりするとなると法的効力のある証拠が必要になりますが、素人ではなかなか難しいので、調査のプロである探偵に調査を依頼するのが安全かつ確実です。

 

 

社内で処分を決める

調査が終わったら、社内不倫をしていた社員に対して処分を検討していきます。調査によって得られた事実や被害の証拠をもとにどのような懲戒処分が適切かを慎重に判断していきます。

 

その場合、企業法務に強い弁護士に相談しながら決定していくのがお勧めです。

 

 

社内不倫を理由に安易にクビにするのは危険

社内不倫をしていた社員はすぐにでも辞めさせたい!就業規則に不倫したらクビだと書いてある!と考える経営者の方もいらっしゃるかもしれませんが、安易に解雇するのはとても危険です。

 

懲戒解雇は、懲戒処分のなかでもっとも重い処分ですので、懲戒解雇を適用するためには相応の理由と客観的に証明できる確実な証拠が必要となります。

 

社内不倫をすること自体は一般的に倫理に反しているとはいえ、懲戒解雇をするほど罪が重いかと言えばそうではないことがほとんどです。

 

解雇するほどの損害を被っていなかったり証拠が不十分だったりする場合はクビにできないどころか、反対に不当解雇として会社が訴えられてしまう恐れがあります。しっかりと法的知識のある弁護士に相談しながら決めていきましょう。

 

 

まとめ

新入社員たちの素直さと初々しさから既婚上司がつい手を出してしまうことはよくあることかもしれません。

 

しかし、社内不倫は放っておくと会社にとっても大きなトラブルを招く恐れがあるので見て見ぬふりをするのは極めて危険です。

 

経営者として、社内不倫が起こりやすい時期や社内不倫が起きてしまった時のリスクをしっかりと把握したうえで、発覚した際には適切かつ迅速に対応を取ることが重要なのです。

 

企業内で社内不倫が起きていると感じたら証拠集めとその後の対応についてプロの探偵にアドバイスをもらうといいでしょう。