連休明けの職場トラブルに要注意|トラブルが起こりやすい企業の特徴

KWゴールデンウィークや年末年始などの大型連休を待ち遠しく思って楽しみにしている人は多いのではないでしょうか。

 

連休中は日々の仕事から解放されてのんびり過ごしたり、家族と旅行に行ったり、友達とワイワイ過ごしたりリフレッシュできる貴重な時間ですよね。

 

しかし、連休を楽しみすぎた結果、連休明けに仕事に行きたくなくなる社員もいるようで、それが引き金となって連休明けは様々な職場トラブルが起こります。

 

今回は、連休明けこそ企業が注意するべき理由や、連休明けに起こりうる職場のトラブル、そして職場のトラブルが起こりやすい環境の企業の特徴について解説していきます。

 

もし、あなたが経営している会社の環境が、職場トラブルが起こりやすい企業の特徴に当てはまっているようであれば、早めのうちに対策を取っておくことが重要です。そして、万が一職場トラブルが起きているようであれば早期発見、早期対処が大切です。

 

 

連休明けは要注意!企業が気を付けるべき理由とは

会社を経営する立場の人からすると、連休明けは「やっと仕事がはかどる!」と前向きな気持ちで出社する人が多いかもしれませんが、全社員がこのように前向きな気持ちで出社することは現実的には難しいようです。

 

ここでは、連休明けを企業が注意すべき理由について解説します。

 

 

連休明けを辛いと感じるビジネスパーソンは8割越え

人材総合サービス業界で大手の株式会社スタッフサービス・ホールディングスが20代~40代の男女500人に行った調査によると、「3日間以上の連休明けに仕事がつらいと感じるか」という質問に対して83.6%の人が「辛いと感じる」と回答しました。

 

会社としては連休中に社員たちに心身ともにリフレッシュしてもらい、連休明けには元気に出社してほしいと思っているでしょうが、なかなか現実にはそうならないようです。

 

なお、出社することに関して一番辛いと感じる瞬間は、「朝起きた瞬間」と答えているのが66%となっていますので、多くの社員たちが連休明けは「行きたくないストレス」と「連休中の疲労感」を抱えて出社していることになります。

 

 

連休明けは社員たちの生産性が低下する

連休明けは「会社に行きたくない」というネガティブな感情を持ったまま出社していますので、社員たちの集中力は低下しており、仕事でミスをしてしまうケースも少なくありません。

 

パソコン入力作業を間違えてしまったり、重大な取引の納期を忘れていたり、仕事上のメールの送信先を間違えてしまったりといろいろなミスが考えられます。

 

ミスの内容によっては会社にとってかなりの不利益になるケースもありますので、連休明けは生産性が下がりミスが増えることを把握して何かしらの対策を講じる必要があるでしょう。

 

 

連休明けに退職を考える社員も多い

連休明けに仕事が辛いと感じるだけなら「放っておけばすぐに戻るだろう」と思うかもしれませんが、先ほどの株式会社スタッフサービス・ホールディングスが行った調査によると、連休明けに仕事が辛いと感じたことのある人のうち42.8%は、「連休明けのタイミングで退職や転職を考えたことがある」と回答しています。

 

新入社員たちにとってはゴールデンウィークは初めての大型連休で、4月から必死で新しい環境に慣れようとして精神的にも疲れてしまったことからうつ病のような状態になってしまい、退職を考えるきっかけになるケースがあります。

 

新入社員でなくても、普段から会社の方針に疑問を持っていたり、仕事内容がしんどいと感じていたりすると、連休中に転職を考えるようになり、連休明けのタイミングとともに転職サイトに登録する人もかなりいるようです。

 

企業側からすると、採用するにも研修するにもお金をかけている大切な社員が突然やめてしまうことはかなりの損失ですし、やっと仕事に慣れてきた貴重な人材を失うことになってしまいます。

 

 

連休明けに起こりやすい職場のトラブルと企業が取るべき対応

この章では、連休明けに起こりやすい職場トラブルについて見ていきます。連休明けはこのようなトラブルが発生するものとして注意しておくと未然に防ぐことも可能かもしれません。

 

 

仕事をズル休みする

株式会社スタッフサービス・ホールディングスが行ったアンケート調査では、休み明けにズル休みをしたことがある人は13.6%にも上っています。仕事をズル休みする社員はどこの会社にもいる可能性があるということです。

 

一度くらいのズル休みなら見逃してあげてもいいかもしれませんが、何回もズル休みしているような場合は他の社員たちにもズル休みが伝染してしまうリスクもありますし、お給料を払っている会社からすれば放っておくべきではありません。

 

しっかりと問題社員の素行調査を行ってズル休みしている証拠を掴み、適切な懲戒処分を検討すべきでしょう。

 

 

関連記事:連休明けはズル休みしたくなる?ズル休み社員に企業が取るべき対応

 

外出先で仕事をサボる

連休明けは仕事のモチベーションが下がっている社員が多いです。ズル休みこそしないものの、できれば仕事はしたくない、サボりたいと思っている社員がほとんどかもしれません。

 

そんな状況で営業周りをすることを理由に外出することがあれば、外出先でサボっている可能性も否めません。

 

一度外出先でサボることを覚えてしまうと、連休明けでなくてもサボる癖がついてしまうこともありますので、定期的に社員たちの素行調査を行ってきちんと仕事をしているかどうか調べてみるのもいいでしょう。

 

外出先でサボっていることが判明した際には厳重に注意し、しっかりと指導や面談を行っていくことが必要になります。

 

 

社用車が傷つけられる

連休明けに会社に行ってみたら、会社の車が傷つけられていた、タイヤがパンクさせられていた、という被害は案外多いです。

 

普段から会社に恨みを持っていたり、仕事のストレスがたまっていたりする社員が嫌がらせとして会社の車を傷つけることがあるのです。

 

社用車の他にも、会社の窓ガラスが割られたり、壁に落書きされたりなどの被害もあります。

 

連休中は会社に誰も出入りしないことが多いと思いますので、このような被害が起こることも想定して、事前に防犯カメラや監視カメラを設置して万が一のときに証拠として保存できるようにしておくと安心ですね。

 

 

社内不倫

実は、連休明けは社内不倫が発生しやすいのです。特に、ゴールデンウィーク明けは新入社員の女子社員たちが仕事に慣れ始めていて、先輩のベテラン社員たちに積極的に仕事について聞く機会も増えてくるからです。

 

また、ゴールデンウィーク中に学生時代からの彼氏とデートしている際、自分の彼氏を「子供だな」と感じていることも多く、連休明けにベテラン上司と接してみると大人な一面を見ることが多く、既婚の先輩社員と不倫関係になってしまうことは珍しくありません。

 

社内不倫はどこの会社でも起こりうるトラブルの一つですが、社内不倫を放っておくと様々なトラブルを引き起こす可能性があるため、できるだけ早く発見し、何かしらの対策を取らなければなりません。

 

社内不倫が少しでも怪しいと感じたら、社員の素行調査とともに不倫調査を探偵に依頼して、不倫の証拠を取っておくことが重要です。

 

 

参考記事:新入社員と既婚社員は社内不倫しやすい!社内不倫発覚後の企業の対応

 

パワハラ・モラハラが発生

連休明けは多くの社員がストレスやネガティブな感情を抱えて出社してきています。そのストレスを部下や自分より弱い立場の社員にぶつけるとパワハラやモラハラになってしまいます。

 

そのため、連休明けはパワハラやモラハラのトラブルも発生しやすいタイミングです。

 

パワハラやモラハラはその後も常習化しやすいため、発生していることがわかったらすぐに対処しなければなりません。まずはパワハラやモラハラ行為の証拠を取ることと、社内規定を見直してそのような行為が規定に反することを明記しておくようにしましょう。

 

 

連休明けに職場トラブルが起こりやすい企業の特徴

連休明けに職場トラブルが起こりやすい会社にはいくつかの共通点があります。ここではその企業の特徴について見ていきますので、ご自身の会社が当てはまっていないかどうかチェックしてみてください。

 

 

能力や特性に見合ってない配属がされている

能力や社員の性格、特性に合っていない配属がされている企業はそもそもがモチベーションを上げさせることが難しい職場環境と言えます。

 

そのため、大型連休を機に退職を考える社員たちが多くなってしまうのです。特に新入社員は、入社のタイミングで仕事内容について具体的に把握できていないことが多く、研修が終わって実務をしてみると理想やイメージと現実のギャップを感じ、モチベーションを失ってしまう場合があります。

 

企業としては普段から社員の能力や特性に合っている仕事を与えられているかどうかチェックしてみてください。

 

 

社内のコミュニケーションが少ない

社内のコミュニケーションや上司と部下のコミュニケーションが乏しい会社も、職場トラブルが起こりやすい環境と言えます。

 

コミュニケーションが少なすぎると、社員が孤独感を感じたり、存在意義を失ったりする可能性があり、連休をきっかけに会社に行きたくなくなる原因となり得ます。

 

また、コミュニケーションが乏しい職場環境だと、それぞれの社員たちが何を考えているのか、何に悩んでいるのか、何に困っているのかを把握しにくいため、ある日突然退職届を提出されてしまう事態になりかねないのです。

 

コミュニケーションが少ない相手に罪悪感を持つことも難しいため、罪悪感なく仕事をサボったりズル休みしたりするようになるリスクもあります。

 

 

職場の人間関係に問題がある

会社に行きたくないと感じてしまう理由の大半を占めるのが、職場の人間関係だと言われています。また、職場の人間関係のもつれが職場トラブルを引き起こすことも多々あります。

 

集団で無視されていたり、陰口を言われていたりする会社に行きたいと思う社員はいないでしょうし、パワハラやモラハラをする上司の元で働いている社員は連休を機に辞めたくなるでしょう。

 

特に、パワハラやモラハラなどを放置した結果、被害社員がうつ病になってしまうと、会社が訴えられる可能性もありますので、早めにそのようなトラブルが社内で起こっていないかどうかを調査して適切な対応を取ることが必要です。

 

 

まとめ|職場のトラブルは早期発見早期対処が重要

連休明けの仕事が辛いと感じるビジネスパーソンはかなりの確率でいますし、連休を機に転職や退職を考える社員がいることもお伝えしてきました。

 

職場に対する不満や不安を抱いたまま連休を迎えてしまうと、退職や転職を考えるようになってしまうリスクが高くなります。また、会社を去らなくてもズル休みやサボり、嫌がらせ行為をする社員が出てくる可能性もあります。

 

職場のトラブルは早めに発見するに越したことはありません。トラブルを見て見ぬふりせず、きちんと対処して社員にとって働きやすい職場環境にしていくことが重要です。そのために、定期的に企業内調査や社員の素行調査を行うのも有効ですので、ぜひ検討してみてくださいね。