「内部不正?ウチには関係ないよ!」
と思っていませんか?
本当にそうでしょうか。
情報漏えいや個人情報流出などの不正は全国で発生しています。
今回は2020年に起こった3つの事例を紹介します。
内部不正に危機感を持ち、しっかり対策を講じましょう。
事例①百十四銀行
香川県高松市に本店を置く百十四銀行。
銀行は大事なお金を預ける場所であり、信頼を失えば事業に悪影響が出ます。
しかし2020年3月5日、元行員が顧客情報を漏洩していたとして、不正競争防止法違反の疑いで逮捕されました。
法人3件・個人14件の顧客情報を知人に渡しており、中には詐欺被害に遭った人もいるとのこと。
現在、顧客情報へのアクセス制限や紹介状況をモニタリングするシステムを利用し、再発防止に努めている模様です。
参考:https://www.114bank.co.jp/newsrelease/2020/pdf/news_20200305_1.pdf
事例②株式会社晴れる屋
カードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」を扱う株式会社晴れる屋。
2020年3月26日、従業員が顧客の取引履歴をTwitterにアップしました。
該当のツイートはすでに削除されていますが、個人を特定できるような内容だったと言います。
企業・店舗のSNS運営が当たり前になってきた現在、担当者のITリテラシーがカギとなっています。
コンプライアンス遵守に関する講習を行うなど、定期的な見直しが必要でしょう。
参考:https://files.hareruyamtg.com/pdf/20200326.pdf
事例③熊本市
パスポートが必要なのに、会社を休めない・子どもの世話をしなければいけない、などの理由で本人が窓口に行けないときもありますよね。
そんなときは「申請書類等提出委任申出書」を記入すれば、代理申請も可能です。
しかし、熊本市の区役所役員は孫のパスポート代理申請のため、内部資料を無断で持ち出しました。
娘夫婦および孫2名(計4名)の住所や生年月日等の個人情報が記載されていたとのことです。
例え良かれと思って行ったとしても、個人情報の取扱いが正しくない場合は処分されます。
参考:https://www.city.kumamoto.jp/common/UploadFileDsp.aspx?c_id=5&id=28839&sub_id=1&flid=212114
まとめ
2020年に発生した内部不正の事例を紹介しました。
情報漏えいが発覚すれば、会社や属する組織の信頼を落とします。
個人情報などの扱いについて、関係者にしっかり理解させなければいけません。
悪質だった場合、企業の存続にも影響します。
内部不正の証拠を集めたいときは当社スプラッシュジャパンに企業調査をご依頼ください。