企業にとって従業員のSNS炎上は避けたいところ。
採用前に危険性を察知できれば助かりますよね。
頭を抱える経営者・人事の皆様に朗報です。
2020年9月7日、企業調査センターが就活生の「裏アカウント」を特定するサービス提供を始めました。
今回は企業が「裏アカウント」特定サービスを利用する前に知っておきたいポイントをまとめました。
ポイント①Web面接だけでは分からない人間性を暴く
2020年4月以降、採用にWeb面接を取り入れている企業が増えてきましたよね。
新型コロナウイルス感染症対策として直接の対面や密集を回避するためです。
ただ、パソコン越しの面接で数分から数十分話した程度では人間性を判断できません。
例えば入室の仕方といったマナーや会社への熱意、緊張しやすい性格なのかは直接確認したほうがハッキリ分かります。
しかしWeb面接後にSNS上で「面倒くさい」「〇〇って質問されたんだけど」など本音を書き込んでいる可能性もあります。
徹底的なSNS調査を通じて、問題となりそうな人間をあらかじめ見つけることができます。
ポイント②的中率なんと88%!
企業調査センターによると、「裏アカウント」を88%の割合で特定できるとのことです。
中途採用の40代後半~50代の「SNSを一切使わない人」も含んでいる数字で、アクティブユーザーの多い新卒世代や30代~40代前半であればさらに高確率で特定できているとも説明しています。
つまり、パッと見良さそうな入社希望者が、実は裏アカ(裏垢/サブ垢)で学校や会社の悪口を書いていたというケースを発見できるかもしれません。
自社で特定するための作業は時間や手間がかかります。
こういったサービスを活用すると、比較的ラクにSNSトラブルの芽を摘めるでしょう。
ポイント③なりすまし・濡れ衣の見極めは難しい
「裏アカウント」特定サービスはとても便利ですが、冤罪を危惧する声もあがっています。
簡単にアカウントを作れてしまうSNSではなりすましや濡れ衣も考えられます。
内定に嫉妬した知人・友人がわざと「裏アカウント」と間違われるような投稿をしたり、顔写真を使って卑猥な画像をアップしたりといった行為もあり得るでしょう。
ですが、本人なのかなりすまし・濡れ衣なのか問いただす訳にもいかず、企業は100%確証を持てない場合でも不採用にするでしょう。
優秀な就活生や中途採用希望者をみすみす逃してしまう可能性も頭に入れておいてください。
まとめ
就活生「裏アカ」特定サービスは企業に嬉しいサービスです。
主な特徴として3つのポイントをまとめました。
ポイント①Web面接だけでは分からない人間性を暴く
ポイント②的中率なんと88%!
ポイント③なりすまし・濡れ衣の見極めは難しい
こういったサービスは今後増えていくと予想できますが、メリット・デメリット両方を知った上で利用検討しましょう。
当社スプラッシュジャパンは社員や役員の不正に伴う企業調査を担当してきました。
SNSだけでなく学歴調査・資産状況(不動産主体)・破産または個人版民事再生の有無なども調査可能です。
新卒採用に不安を感じる方はお気軽にお問い合わせください。