どの会社にも、不正受給の可能性は潜んでいます。
こんな風に感じたことはありませんか?
「労災保険の不正受給が噂されている・・・。」
「通勤の経路とは違うはずなのに、社員を見かけた・・・。」
「一人だけ、やけに接待交際費が多い気がする・・・。」
どれも、会社に虚偽の申請をして、お金を取っているかもしれません。
この記事では、社内における不正受給の基礎知識をまとめました。
よくあるパターンも3つ挙げています。
思い当たる節があるのなら、すぐに調査を依頼したほうがいいですよ。
不正受注とは?:企業を追い詰める可能性
そもそも、不正受給とはなんでしょうか。
その名前の通り、手当や諸費用を、会社から余分に受け取ることです。
「まさか自分の会社ではあり得ない。」と思っていませんか。
そのまさかは、いつ起きてもおかしくないんですよ。
目的は主に2つですが、どちらも企業に負担がかかることは間違いありません。
まずは不正受注の目的を確認しましょう。
不正受給の目的①利益
1つ目は、従業員の利益目的です。
通勤手当や交際費などを申請する際に、嘘の情報を記入するのです。
例えば、「東京都から埼玉県に引越したから交通費を増やして欲しい。」と言います。
会社が東京にある場合、通勤手当は大幅に増えますね。
事実なら、仕方ないでしょう。
しかし残念ながら、社員が余分にお金を受け取ろうとして偽装する場合もあるのです。
不正受給の目的②損害
2つ目は、企業への損害目的です。
①と同じように、虚偽の申請を行うこともあります。
商品や製品を横流しするパターンも含まれます。
企業に大きなダメージとなるだろうと分かっていながら、
あえて行動しているのです。
信じられないですね。
会社に在籍しながら、なんらかの恨み嫉みを持ち、
「こんな会社潰れてしまえ。」と思っている人もいます。
長年経営していたり、大人数を雇用していたりすると、悪意を持った人がいる可能性はありますね。
不正受給のよくあるパターン3つ
不正受注の基礎知識を確認しました。
さて次に、具体的な例を確認していきます。
社内の不正受注で多いのは、労災保険・通勤手当・接待交際費です。
思い当たる節があるのなら、早急に調査したほうが良いでしょう。
治っているのでは?労災保険
労災保険は、仕事や通勤でケガ(または病気)になってしまったときに支給します。
ざっくり言うと、給料の約6割を渡し、社員の生活を守るための制度です。
しかし、元気になったはずなのに請求し続ける人もいます。
頑張っている社員の士気を下げてしまいますし、それなりの金額になるので、即対策したいところですね。
ケース①うつ病・・・
精神的な病気の場合、ぱっと見ただけでは判断ができません。
様子を見に行ったときや、外で見かけたとき、調子が良さそうでしたか。
「たまたま今日は元気が良かった。」と言われれば、これ以上問い詰める事はできませんよね。
それなら、調査を依頼しましょう。
普段の行動を記録し、本当に病気なのか情報を集めます。
申請していた症状と異なる場合、虚偽の証拠となります。
間違いありませんか?通勤手当
社員は、どのような方法で通勤しているでしょうか。
電車などの交通機関でしょうか。
車や自転車でしょうか。
ほとんどの会社は、交通費を支給していますよね。
細かい条件は異なりますが、距離や方法で金額が決まります。
会社に来るまでの行動は実際には確かめないことが多く、
申請書類を信じることになります。
通勤手当を不正受給する場合、2種類のケースがあります。
それぞれ確認しましょう。
通勤手当ケース①忘れていた
社員に悪気が無いパターンもあります。
例えば、「会社の近くに引越したけれど、申請を失念していた。」
「時間がかからない経由駅に変えた。」と言うときです。
ですが、書類とは異なる以上、不正受給に当たりますね。
通勤手当ケース②悪意があった
実際の住所とは異なる住民票を提出し、
多額の交通費を受け取ろうとします。
過去には、東京都に住んでいながら栃木県へ転入した旨を伝えた者もいます。
会社が調査したことで発覚、懲戒解雇になりました。
もし貴社の社員が同じように偽の住所を申請していたら、
「バレないと思った。」と白状するかもしれませんね。
いつ・どこで・誰と?接待交際費
営業に接待は欠かせません。
取引先との会食などは、経営者が出席する機会も少ないでしょう。
経費の中でも内容が分かりづらいため、計上しやすいと言われています。
先方の人数を水増ししたり、白紙の領収書に書き込んだり、そういったことが出来てしまうのです。
ケース①プライベートなのに・・・
個人的に飲み食いした料金を、請求する人もいます。
他の営業と比べて接待交際費が高いのなら、一度調べたほうが無難です。
実は、「友人とカラオケに行った分でした。」なんてことも。
業務に関係ないので会社が支払う必要はありませんね。
まとめ
社内における不正受給は、経営を苦しめることになります。
前もって対策をしていても、どの企業でも起こり得ます。
不正受注とは?:企業を追い詰める可能性
治っているのでは?労災保険
間違いありませんか?通勤手当
いつ・どこで・誰と?接待交際費
「おかしいな?」と思ったら、調べましょう。
あなたの大事な会社を守るため、早めの対応をおすすめします。
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