新入社員というと、フレッシュで素直、やる気に満ち溢れているキラキラした存在だというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、最近では、モンスター新入社員ともいえるような手に負えない問題多発の新入社員が紛れ込んでいるケースが増えてきています。 もし、あなたの会社の新入社員にもモンスター新入社員が紛れ込んでいるとしたら、できるだけ早めに適切に対処すべきでしょう。

 

今回は、モンスター新入社員の特徴や適切な対処法、そして新入社員をモンスター新入社員にしないような予防策について解説していきます。

 

モンスター新入社員の特徴

「最近の若い子は何を考えているかわからない」という方も多いかもしれませんが、単に若いというだけでは済まされないような態度を取るのがモンスター新入社員です。

 

このようなモンスター新入社員が増えてきた背景には、親や教師が子どもを厳しく叱ることが少なくなってきたことや、インターネットやネットゲームが身近になって生身の人間よりもネット上の人間とやり取りすることが普通の環境で育ってきたことが挙げられます。 では、そんなモンスター新入社員の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。

 

・すぐに「辞めたい」と言い出す

・平気で遅刻、欠勤する

・仕事は二の次でプライベートを優先しすぎる

・叱られると異様に落ち込む

・自分の非を認めず人のせいにする

・自分で考えずにすぐに人に聞く

・自分で考えずに常に指示待ち

・上司や目上の人にため口

・挨拶をしない

・目に見えてやる気がない

・勤務中に寝る

・ミスを認めないOR隠す

 

以上のような特徴がある新入社員がいた場合、モンスター新入社員である可能性や今後モンスター社員に変貌する可能性が高いですので、注意して対応していくのが賢明です。

 

モンスター新入社員への適切な対処法

「もしかして、この子、モンスター新入社員かも?」と思ったら、適切な対処法を取る必要があります。 あまり刺激して反抗的な態度を取られても厄介ですし、問題にしたくないからといって放置して見て見ぬふりをするのもNGです。

 

以下にご紹介するように適切な対処法をとってくださいね。

 

指示が相手に伝わっているか確認する

新入社員ですので、指示や指導をすることが多いと思いますが、その指示や指導内容が相手にきちんと伝わっているのか確認しましょう。 問題社員なわけではなく、単純に指示を理解できていなかっただけという事もあり得ます。

 

任せている仕事には、どんな意味があり、あなたに何を期待していて、いつまでに、どのような成果物として提出してほしいのかをしっかり伝えましょう。

 

先輩としてお手本を見せる

新入社員としては、いきなり仕事を与えられてもどう対処していいかわからない場合もあるでしょう。 与えられた仕事を自分なりに仕上げて提出したのに怒られてしまった・・・となれば、反抗的になってそこからモンスター新入社員に変化してしまうリスクもあります。

 

まずは、先輩として、お手本を見せてあげてください。電話対応やホウレンソウの仕方、あいさつなど、会社としてはどのレベルまで求めているのかを理解させてあげることが大切です。

 

達成できそうな目標を与える

モンスター新入社員に限らず、最近の新入社員は打たれ弱いという傾向があります。 最初から完璧を求めていないのに、与えられた目標を達成できなかっただけで本人が物凄く落ち込んでしまってやる気をそがれてしまったということになれば大変です。

 

少し頑張れば達成できそうな目標を与えてあげて、やる気を維持できるように工夫してみてください。

 

効果的に叱る

最近の新入社員は親や教師から怒られた経験が少なく、怒られ慣れていないという特徴があります。 そのため、叱られたことに対して逆切れしたり、素直に注意を聞いてくれなかったりします。

 

注意やるべきことがあるときはまず、褒めることから始めましょう。

「〇〇さんはこういういいところを頑張っていていいね。」

「前よりここが良くなっているね」

と褒めた後に

「あとはこういう点を直すといいよ」

「ただ、ここはもっとこうしたほうがいいかな」

と指摘するだけで聞き入れてくれる可能性が一気に高まります。

 

効果的にほめる

効果的に叱ることも大切ですが、効果的にほめることも大切です。モンスター新入社員になってしまっている社員は、失敗が続いて仕事にやる気を失っている可能性が高いです。

 

モンスター新入社員に限らずですが、新入社員のうちはどうしても成功よりも失敗が多くなります。失敗が続くとどんどんやる気を失って問題社員になってしまうリスクが高くなりますので、少しのことでもほめてあげることが大切です。

「報告の仕方がわかりやすくなったね」

「電話対応が慣れてきて安心して見ていられるよ」

など、できて当たり前と思わずに小さなことでもほめてあげてください。

 

新入社員をモンスター社員にしないために大切なこと

新入社員が入ってきたら、モンスター社員にしないために意識的にやっておくべきことがあります。 これは先輩社員全員で意識しておくといいですね。

 

最初に職場のルールをしっかりと伝える

新入社員はついこの間まで学生だったわけです。ビジネスの世界のことは一切わかっていません。 そのため、先輩社員や上司、取引先の相手にため口を使うこともあるかもしれません。ビジネスマンとして働いているあなたからしたら「常識外れ」と思うでしょうが、ビジネスの世界での常識は彼ら新入社員にとってはまだ常識ではないのです。

 

早い段階で、職場、ひいてはビジネスの世界でのルールや常識、マナーをしっかりと教えてあげるようにしてください。 ここの対応が遅れてしまうと、有能な社員になれたかもしれない新入社員がモンスター社員になってしまう危険性があります。 新入社員が自分たちの今までのルールで行動しようとしていたら、職場のルール、ビジネスの世界でのルールに反していることをはっきりと伝えましょう。

 

問題を察知したらすぐに対処する

新入社員の問題行動を察知したらすぐに対処することも大切なことです。 注意したら逆切れされるのが怖い、注意して必要以上に落ち込まれたらすぐに辞めると言い出すのが怖い、注意しただけなのにパワハラと言われそうで怖い、と思うとなかなか対処しにくいかもしれませんが、問題行動を放置してしまうと、のちにもっと大きなトラブルを招く恐れがあります。

 

モンスター新入社員を放置することの多大なる弊害

先ほど、新入社員の問題行動を察知したらすぐに対処することが大切だとお伝えしましたが、モンスター新入社員を放置するとどのような弊害があるのでしょうか。

 

教育担当の先輩社員が疲弊する

新入社員が入ってくると、教育担当の先輩社員が面倒をみるというシステムになっている会社も多いでしょう。 新入社員の教育だけを担当している場合はまだいいのですが、本来の自分の業務をやりながら新入社員の教育もしている先輩社員がいる場合も珍しくありませんよね。

 

そのような場合はモンスター新入社員を放置していると、どんどん教育担当の社員が疲弊してしまい、本来の業務に支障が出てしまう恐れがあります。

 

有能な社員が離職する

モンスター新入社員の問題行動をそのまま放置してしまうと、会社全体の雰囲気が悪くなっていきます。 問題行動が蔓延して会社の雰囲気が悪くなると、一生懸命に頑張っている他の有能な社員が会社を去ってしまうことになりかねません。

 

会社の悪評を立てられてしまう可能性がある

最近の若い社員は会社での出来事や会社での行動をSNSに平気で上げる傾向にあります。良いことならまだSNSにアップしてもいいのですが、モンスター新入社員は少しでも気に食わないことがあると、SNSで会社の悪口を投稿する可能性があります。

 

真偽はさておき、SNSに会社の悪評が流されてしまうと拡散されて今後の採用活動や取引先との関係に悪影響が出ることは避けられないでしょう。

 

ほかの新入社員までモンスター社員化してしまう

腐ったリンゴがあると、他のリンゴも腐っていくというたとえ話があるように、一人でもモンスター新入社員がいると、他の新入社員までモンスター社員になってしまうリスクが高いです。

 

モンスター新入社員の問題行動をそのまま見逃してしまうと、他の新入社員は「この行動はOKなんだ」と勘違いしてしまい、どんどん問題行動を起こす新入社員が増えていってしまうでしょう。

 

モンスター新入社員への懲戒処分は慎重に行う

モンスター新入社員へは会社としてしっかりと指導や面談を行い、問題行動を起こさないようにすることが重要ですが、会社として最善を尽くしても問題行動が治らない場合は、懲戒処分を検討することになるかと思います。 もしモンスター新入社員に対して懲戒処分をするのであれば、慎重に行う必要があります。

 

相手から訴えられる可能性も

モンスター新入社員なので、自分が悪いとは一切考えないでしょう。 もし懲戒処分を受けたら、不当な扱いだとして会社を訴えてくる可能性があります。訴えられることも想定して慎重に対処しなければなりませんし、万が一訴えられることを考えて問題行動の証拠を押さえておくことが重要です。

 

懲戒処分の際は証拠を押さえてから

懲戒処分をするのであれば、前もってモンスター新入社員の問題行動の証拠を押さえておきましょう。

・勤務時間中なのにサボって外回り中に昼寝している

・体調不良と言って休んでいるのに遊園地に遊びに行っている

などの問題行動は証拠を掴んでおくことで、裁判沙汰になったときにも会社を守る切り札になります。

 

まとめ|モンスター新入社員の扱いに困ったらどこに相談すればいい?

モンスター新入社員に対して会社としては全力を尽くしたものの、全く改善されない・・・という場合は以下の専門機関に相談してみましょう。

 

探偵に企業調査を依頼

モンスター新入社員に対してお手上げ状態になったら、懲戒処分を検討することになるかと思いますが、その際、問題行動の証拠を押さえておくことが重要です。

 

問題行動の証拠は素人ではなかなか簡単に押さえることはできないと思いますので、企業調査に力を入れているプロの探偵に依頼するのがベストです。 探偵ならではの尾行や張り込み、聞き込みのスキルで、いざという時に会社を守ることができる問題行動の証拠を押さえてくれるでしょう。

 

弁護士に相談

本格的に懲戒処分や懲戒解雇を検討する段階になったら、弁護士にも相談しておくといいですね。 弁護士に相談する際には、探偵に取ってもらった問題行動の証拠をもっていくと戦略を立ててもらいやすくなります。

 

今のご時世、少しでも厳しくしたら新入社員が辞めてしまったり、逆切れされてしまったりと何かと新入社員の扱いに困っている会社も多いと思います。 しかし、会社側が遠慮ばかりしていても会社全体のためにはよくありません。モンスター新入社員を放任することなく、適切な対処法を取るようにしてください。

 

もし、モンスター新入社員にお困りの場合は、当事務所の無料相談にてお気軽にご相談くださいね。