飲食店や美容院、ネイルサロン、セレクトショップなどを経営している方にとっては、お店に嫌がらせの紙が貼られたり、怪文書を送られたりすることはかなりの不安材料になりますよね。

 

怪文書が届くだけでもお店の従業員は気味が悪くて不安になってしまいますし、怪文書を見た一般の人はお店を避けるようになってしまうかもしれません。

 

今回は、嫌がらせの怪文書がお店に送られてきたときの適切な対処法や、犯人特定のための調査の必要性、そして調査を専門家に任せるメリットなどについて解説していきます。

 

お店に怪文書を送ってくる犯人の可能性と目的

嫌がらせの内容の怪文書をわざわざ送ってくる犯人にはどのような人物が考えられるのでしょう。 犯人の可能性が高い人物像とその目的について見ていきます。

 

ライバル店の従業員

一番考えられるのはライバル店や同業者の社長や従業員です。 自分のお店の売り上げを上げるために、あなたのお店の評判を落としてお客を奪い取ろうと考えているのでしょう。ライバル店の関係者による犯行の場合、証拠を掴んで民事訴訟を起こせば、事を荒立てたくないことが多いので証拠さえそろえば素直に応じてくれる可能性が高いです。

お店を訪れた個人

飲食店や美容院などのお店に実際に訪れたことのある個人が怪文書を送ってくることもあります。 たまたまそのときに対応したスタッフの態度が悪かったり、単純に気に食わなくてストレス発散したかったりと理由はさまざまです。

 

怪文書を送ってくる以外にも、インターネット上で誹謗中傷を書き込んだり、口コミサイトに☆1つを繰り返し書き込んだりする嫌がらせを受ける可能性もありますので、できるだけ早く対処していくことが被害防止につながります。

 

お店の方針に不満を持つ内部の人間

考えたくないことだと思いますが、怪文書の犯人が内部にいる可能性もあります。お店の方針に反対していたり、給料などの待遇に不満があったりする人物がいれば、犯人の可能性がありますので、内部の人間だからと安心して怪文書のことをまるまる話してしまうのは危険です。

 

店長に個人的な恨みを持つ人物

店長に個人的な恨みを持っている人物が怪文書を送ってくる犯人の可能性もあります。関係がこじれてしまった浮気相手だったり、昔からの同級生で恨みを買っていたりという場合もあります。

 

恨みの感情を持った犯行の場合は、嫌がらせがどんどんエスカレートしてしまい、最悪の場合、お店を倒産させるような事態に発展する可能性もありますので、犯人の心当たりがある場合はすぐに調査して犯人である証拠を掴むようにしてください。

 

お店に怪文書が届いた時の適切な対処法

怪文書がいきなりお店に届いたら、ショックや驚きで何からどう対処すればいいかわからなくなってしまうことも多いと思います。 ここでは、怪文書が届いたらすぐにすべき対処も含めてまとめていきますので、まずは落ち着いてお読みいただき、冷静に対応していってください。

 

怪文書の現物保存

まず最初に行うべきは、怪文書本体の保存です。ジップ付きのビニール袋などに入れて、余計な指紋などがつかないよう大切に保管してください。怪文書は気味が悪いですし、誹謗中傷などが書かれていて不快なので捨てたくなってしまう気持ちはわかりますが、絶対に捨てないようにしてください。

 

犯人特定の調査や指紋鑑定を依頼する際に、とても重要になります。 触るときは必ず手袋を使用するようにしてほしいのですが、できれば触らないようにするのがいいでしょう。

 

なお、内部の人間が犯人である場合は、証拠隠滅のために怪文書を処分されるリスクもありますので、金庫など一部の人しか触れない場所に保管してください。

 

怪文書のコピーを取っておく

怪文書の現物の保管をする前に、コピーを取っておくことも重要です。怪文書は、調査の過程で探偵や警察などいろいろな人に見せたり提供したりすることがあります。

 

その際、現物を不必要に持ち出してしまうと現状保存ができなくなってしまいますので、調査に現物が必要なとき以外は、コピーでの対応をお勧めします。

 

従業員の不安を高めない

お店に怪文書が突然送られてきたら、従業員は大きな不安を感じてしまうでしょう。しかし、お店にとって、働く従業員たちを不安な気持ちにさせたら業務に差し支える可能性が出てきますので、不安はできる限り抑え込む必要があります。

 

店長がむやみに騒いだら不安をあおってしまいますので、まずはトップにいる人間が冷静になり、信頼のできるメンバーにだけ怪文書のことを伝えてできるだけ内密に調査を進めていくのがお勧めです。

 

もし、すべての従業員が怪文書について知ってしまっているのであれば、従業員たちの不安や不満を出さないためにも、きちんと外部の調査機関に調査を依頼して対策を取っていることを示すことも必要になってくるでしょう。

 

犯人の目星をつける

怪文書の内容をよく読んでみると多くの場合で、それが外部犯なのか内部犯なのか想定ができます。

 

関係者でなければ知りえないような内容が怪文書に書いてある場合は、お店の関係者や以前働いていた従業員であることがほとんどでしょう。 反対に、あまりにも根も葉もないことや、つじつまの合わないような内容であれば、外部犯である可能性が考えられます。

 

犯人の目星がつけられていれば、探偵に調査を依頼した際にもスムーズに犯人を特定し証拠を集めることができるようになります。 また、外部犯か内部犯かの予想がまったくできない場合もお店としてどのような対応をすればよいのかを、探偵などの調査のプロに相談し、アドバイスをもらうことも重要です。

 

怪文書についての調査を探偵などの専門家に任せるメリット

怪文書がお店に送られてきたら、探偵など調査のプロに相談し協力を求める事にはたくさんのメリットがあります。 怪文書の犯人捜しを、店長やお店の関係者自らが行ってしまうと、調査そのものが失敗に終わったり、犯人に対してのアクションを失敗したりすることがほとんどです。

 

証拠不十分な状態で怪文書の犯人だと決めつけたら逆に訴えられたり、調査のために怪文書を公開していたら個人情報が載っていて問題になったりと、個人で調査を行うことは非常に危険です。 ここでは、怪文書の調査を探偵に任せるメリットについてお伝えしていきます。

 

指紋鑑定ができる

探偵などの専門機関に依頼すれば、怪文書についている指紋鑑定をしてくれます。指紋鑑定による犯人特定なら、怪文書がパソコンなどで作成されていても可能です。

 

ただ、指紋鑑定を行うためには、怪文書ができるだけ最初に発見したときの状態のまま保管されていることが必要不可欠になりますので、現物の保管状況に気を配り、被害を受けたらできるだけ早く相談することが重要です。

 

聞き込み調査・張り込み調査で情報収集ができる

内部犯なのか外部犯なのかも全く見当がつかず、犯人に心当たりがない場合は聞き込み調査や張り込み調査が有効です。 怪文書が送られた消印の住所付近や張り紙が貼られたお店の周辺で張り込みや聞き込みをして、手掛かりをつかんでいきます。それらの手掛かりから犯人の想定をしていくのです。

 

また、張り込みの際にはプロ仕様のカメラも持参しますので、再び怪文書を送ろうとしている犯人に遭遇すれば証拠写真や動画を撮ることも可能です。

 

リスクなく行動調査ができる

行動調査はいわゆる尾行のことですが、素人が行うのはかなりのリスクが伴います。

 

犯人に尾行がバレてしまったら証拠を掴むチャンスがなくなってしまいますし、法令に違反した尾行をしてしまうと、付きまとい行為として逆にこちらがストーカー規制法違反として訴えられてしまう恐れもあるからです。 その点、探偵はそういった法律を熟知していますので、リスクなく行動調査をして決定的な証拠を掴んでくれるという大きなメリットがあります。

 

不正アクセスや不審なアクセスの調査もできる

怪文書は紙以外で送られることも増えていますが、電子メールなどで怪文書が送られた場合も、どこから送られたものなのかを調査することが可能です。 また、外部犯の可能性が高いのであれば不審なアクセスログがなかったかという履歴調査もできます。

 

セキュリティ強化のアドバイスがもらえる

怪文書を送られてしまった時点で、お店のセキュリティや体制に何かしらの問題がある可能性があります。 また、今現時点では怪文書の嫌がらせだけで済んでいても、これを放置することで今後、窃盗や盗聴、盗撮などによる情報漏洩が起きてしまう可能性もあります。

 

探偵に調査を依頼することで、プロの目線からセキュリティ強化のアドバイスをもらえたり、社内の体制強化や社内教育についての指摘をもらえたりするということもメリットになるはずです。

 

警察に対応してもらえるように証拠集めができる

警察は具体的な証拠がなければ、怪文書トラブルに対して動くことはほとんどありません。

 

警察に動いてもらい、きちんと犯人に対して対応してもらうためには、具体的な証拠を集めることが必要になってきます。 探偵に調査を依頼すれば、警察にも対応してもらえる法的に有効な証拠を集めてもらうことができるのです。

 

怪文書トラブルを解決するためには犯人特定の調査が必要不可欠

お店に怪文書が送られてきたら、そのまま放置せず適切に対処して解決することが重要ですが、解決するためには犯人を特定しその証拠を掴むことが必要不可欠です。 そして、そのような本格的な調査は探偵に依頼することをお勧めします。

 

証拠がなければ警察は動いてくれない

怪文書や嫌がらせの被害を警察に届け出ても、警察はなかなか動いてくれず、捜査もしてもらえないことがほとんどです。 特に、証拠がなければ捜査をしてもらえる可能性は極めて低と考えておいたほうがいいでしょう。

 

警察は、凶悪事件や緊急性の高い事件に人員を割かなければいけないため、証拠がない事件に対しては対応が後回しになってしまうのです。

 

犯人特定や証拠確保の調査は探偵に依頼すべき

犯人特定の調査や証拠集めは専門的なスキルと知識が必要なため、探偵など専門機関に依頼することが必要になってきます。

 

自力で行おうとすると、犯人に調査していることがバレて証拠を隠されてしまったり、犯人を逆撫でしてさらに嫌がらせをエスカレートさせられたりして危険です。 安全かつ確実に調査を進めるために、探偵に相談してみることをお勧めします。

 

探偵への調査費用相場は?

探偵への調査費用の相場は10万~50万円ほどです。

 

調査費用は調査にかかる日数や時間、調査にあたる調査員の数によって大きく変動します。犯人の目星がついている場合や、事前にわかっている情報が多ければ多いほど調査にかかる時間を短縮でき、費用も抑えることができます。

 

なお、探偵事務所によって費用は大きく異なってきますので、依頼する前にいろいろな探偵事務所の料金を比較したうえで依頼を決めるのが得策です。

 

まとめ

今回は、お店に怪文書が送られてきた場合の対処法や専門家に調査を依頼するメリットについてお伝えしてきました。 犯人を捕まえて嫌がらせを辞めさせるためにも、被害をこれ以上大きくしないためにも、犯人の特定や証拠確保は必要です。 そして、犯人の特定には探偵などプロの力を借りることが得策でしょう。

 

あなた自身やあなたの大切なお店を守るためにもできるだけ早く調査の依頼を検討されることをお勧めします。